サステナブルな暮らしへ。
さてさて、今回は弊社のSDGsへの取り組みについて、少しお話ししたいと思います。
まず、サステナブル(Sustainable)とは、sustain(持続する)とable(〜できる)からなる言葉。
「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味があります。
そしてSDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、Sustainable Development Goals「持続可能な開発目標」のことです。
世界が行動を起こすための17の目標のなかで、中野メリヤス工業では3つを目標にかかげております。
8. すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する
12. 持続可能な消費と生産のパターンを確保する
15. 陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、
土地劣化の阻止および逆転、ならび に生物多様性損失の阻止を図る
少し前までは企業向けの生地の販売のみでしたが、国産のフェイクファー(エコファー、クラフトファー)が
ここ和歌山県の高野口町でつくられているということを知っている方は、ほんの一握りです。
地元の和歌山県民の方もほとんど知らないというのが現状です。
じゃあ、どうしたら知ってもらうことができるのか?
・・・・・。
企業だけでなく、個人のみなさまへの販売をすればいいのではないか。
そう思い立ちました。
そして個人のお客様向けに販売サイト FUR MARKET by exterial を立ち上げ
モノづくりが好きな方や、地場産業に興味をもってくれた方、クリエイターの方々にとても好評で
リピートをしていただいております。
ですが、生地だけでは手に取ってくれる方は限られてくる。という壁があり
また、私たちは考えました。
環境にやさしく、そしてみなさまに喜んでもらえて、長く使えるものを。
そんな想いから先日できたのが、オリジナルクッションカバー。
まだ模索中ではありますが、こちらのクッションカバーは表も裏もデッドストック(ハギレや、余分な生地など)を活用し
作りました。
ヨーロピアンチンチラ NT-1180 を使用しております。
静電気が起きにくく、アクリルフェイクファーの中で最もソフトな糸を使用し、本物に近いヌメリ感が特徴です。
職人が大切に造り上げた生地は滑らかなさわり心地で、いつまでも触っていたくなるような素敵なクッション。
いつか活用としようと保管していた上質な生地が、生まれ変わりました。
生地の種類や色はさまざまで、世界に何個と同じものはできないのが魅力。
ひとつずつ手作りなので販売できるのは来年からになりそうですが、楽しみにしていただければと思います。
他にも、もし、こんなのもあれば良いんじゃないか?というアイデアも募集しております。
デッドストックを詰め合わせにした商品も今後だせないかと検討しています。
みなさまのアイデアひとつで高野口パイルが、なににでも変化する楽しさをみつけてもらえますように。
まずは、これから少しずつクッションカバーやオリジナルの商品をつくり
高野口パイルを知ってもらうきっかけをつくること。
そうして、知ってもらうことにより使ってもらう。
つくる人も使う人も、みんながサステナブルな暮らしへ。
人が集まり、雇用がうまれ、地域が活性化することも目標にしています。
小さなことですが、今できることを「今」取り組む。を大切に。
わたしたちが取り組むことは次世代へ。
未来の世代も、美しい地球で平和に豊かに。