クラフトファーをハンドメイドの選択肢にしてみませんか?
「クラフトファー (フェイクファー,エコファー)を使ってみたいけれど、いまいち使い方が分からない」
「フェイクファーとエコファー、そしてクラフトファーって何が違うの?」
そんな疑問やお悩みを持つ方は少なくありません。まだ、馴染みのない「クラフトファー」という名称。中野メリヤスは、あえてクラフトファーという名称で、この土地で作るクラフトファーを体感していただきたい、そんな想いでファー作りに挑戦しています。
クラフトファーとエコファー、フェイクファーはどう違うの?
まず、クラフトファーという名前を聞き慣れない方は多く、エコファーやフェイクファーという言葉の方が浸透しているかと思います。ハンドメイドをはじめたばかりという方であれば、どの名称も初めて聞く用語かもしれません。
簡潔にお伝えすると、どれもモノは同じです。
近年、アパレル業界においては持続可能な社会を考える上で、生地を作ることだけを目的とした動物の殺処分をしない取り組みが広がっています。リアルなファーに対して、人工的に作られたファーはエシカルな衣類とされ欧米では「ヴィーガンファー」と呼ばれています。このような観点から、ますます国内外のトップブランドから高野口のフェイクファーへの注目が集まっています。
しかしながら、何を持って、「エコ」「エシカル」「フェイク」と断定するのかはとても難しいところです。
わたしたちの作るファーは、決して、フェイクなものではなく、職人や地域の人々が、リアルな動物を殺さなくてもよい、クラフトファーを選んでいただけることを目指して、日々、研究開発をし、技術を高めてきました。そして、何よりも、ファーを使うお客様にとって、気持ちの良い製品であること、選択であることを目指して、製品づくりをしています。
その想いを表明するために、改めて、「クラフトファー」という名称を使っています。
クラフトファーをハンドメイドで使うコツは?
まだ馴染みのない方も多い生地。特に初心者の方が始めるには、少しハードルの高い印象を持たれがちです。しかしながら、中野メリヤスの生地には、毛が抜けにくく、耐久性もあり、様々な用途で安心してお使いいただける強みがありますので、初心者の方にもおすすめできる生地となっております。
例えば、想起されやすい、もこもこのコートなどは、ハードルが高いですよね。まずは、簡単な「クッション」や「カバンなどのアクセント使い」など部分的なもの、縫製が難しくないものからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、クラフトファーの生地単体でも、アウトドア用の椅子にかけて使うなど、アイディア次第で応用の効く生地でもあります。
実際に、クッションは、中野メリヤスの2Fにあるファクトリーカフェ「re:bero」でも実際に手にとってご覧いただけます。
まだ、あまり活用法の知られていないクラフトファーですが、逆にいえば、アイディア次第で使い方は無限大に広がっています。
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いかがでしたか?
これから、新しいスタンダードを目指して、中野メリヤスでは、クラフトファーに込めた想いを胸に、日々製品作りにチャレンジしていきたいと思います。
そのためには、お客様の何かを「つくりたい」という想いが欠かせません。
今後、生地の使い方やアイディについて、ご意見があれば、ぜひ、Instagramやショールームのご利用を通じて、お聞かせいただければ幸いです。