春めく!ランチトートバッグの作り方

クラフトファーでランチのお供にピッタリなミニトートを

 

各地でサクラの満開のお知らせが届き、いよいよ春らしくなってきましたね。

春といえば、新生活をはじめられる方も多いのではないでしょうか。

会社や学校で使えるクラフトファー(フェイクファー、エコファー)を使ったランチトートバッグを

春カラーで作ってみました。

ランチ以外にもミニトートバッグとして使っていただきやすい、マチたっぷりの嬉しいタイプ。

気づいたら何でもかんでも入れてしまいそうです。

 

トップの画像で使用している生地は、水滴や雨を弾き汚れにくいという優れた性質のメリノウールシープボア

これから暖かくなってきますが「ふわふわ」「もこもこ」って、ずっと触れていたくなりませんか?

ふとした瞬間や休憩時間にほっこり癒されるバッグ。

うん。なんか良い。

という事で、癒し系ランチバッグの作り方をご紹介致します。

ランチトートバッグの作り方とパターン

※作り方で使用している生地は、カクテルのイエロー/グレーとなります。

※バッグに入れているお弁当箱の大きさは11cm×18cmです。

ー 準備するもの ー

クラフトファー生地  137巾を38cm
裏布 23cm
接着芯(今回は織りタイプを使用) 23cm

ー パターンと裁断と作り方 ー

・バッグ本体
ファー/裏布共通 1cmの縫いしろ込み

※同じ形で二枚裁断する

 

・持ち手
ファーのみ 縫い代は1cm

<下準備>
裏布に接着芯をアイロンで貼る

<作り方>
(1)持ち手を作る細長く裁断したフェイクファーを
中表になるよう半分に折り曲げます。

端から1cmをミシンで縫います。
ズレるようなら、仮止めしてください。

 

 

毛の流れで言うと「上流」の上端を手前にして持ち、画像の一番左側の位置のように菜箸の先をあて、

そのまま生地を箸で中に入れるような感じでグイッと押しこんでいきます。

真ん中の画像が途中まで返した状態。

このままニュルっと返し、全部ひっくり返すと画像の右側のようになります。

※持ち手の芯について。

この持ち手はファーの縫い代が厚く芯なしでも、ある程度厚みがあるので芯はいれておりません。

(2)ファー本体に持ち手を縫いつける
※持ち手の毛の流れと向きを間違えないように注意しましょう。

(3)ファー本体を中表にあわせて両サイドを底を縫う

(4)裏布を中表にあわせて両サイドと底を縫う
※このとき返し口を10cmくらいあけてください。

(5)裏布の返し口に粗ミシンをかける
※粗ミシンは後でほどくので返し縫いはしないで下さい。

(6)底の縫い代をアイロンで割る
※後のまつり縫いがキレイに仕上がる

アイロンをかけたら粗ミシンの縫い目を糸を引いてほどく。

 

(7)ファー、裏布それぞれのマチを縫う

左右ともに縫います。

 

(8)ファー、裏布を中表にあわせてバッグの口を一週縫う

ズレやすいので仮止めするのがオススメです。

(9)裏布の返し口より表にかえし、返し口を手でまつる

 

 

(10)この写真の部分のファーと裏布を針で縫いとめて完成です。

 

 

チャームはありあわせのヒモとボタンで簡単に作ってみました。

春らしい明るい色はコーディネートのポイントにもなりますね!

このバッグにオススメのクラフトファー(フェイクファー。エコファー)は毛先1cm前後の生地が適しています。

コチラの生地でも!

中にポケットを作るともっと便利になっていいですね。

心弾むハンドメイドを

 

ハンドメイドする理由のひとつに「愛着のあるモノを大切に使い続けたい」という気持ちがあります。

丁寧にひとつ、ひとつ、作り上げる自分の世界。

好きなものに囲まれる幸せを構築するのって本当に楽しい。

ご機嫌な毎日は自分で作れる。カワイイは作れる!みたいに。

そんな毎日にクラフトファーのハンドメイドも仲間入りできたら嬉しいです。

4月には「中野メリヤス工業のクラフトファーが出来るまで」をお伝えしていきます。

糸の染色からはじまり、たくさんの工程を様々な方の手を経てやっと出来上がる生地。

現在では他にないような貴重な機械も使われていたりと知れば知るほど面白いですよ。

職人の手元

 

※恐れ入りますが、作り方などのサポートは出来ませんのでご了承くださいませ。
また製品売買に関するトラブルにも一切の責任を負いませんのであらかじめご了承ください。