ときめく!新作ファー生地と2023年のトレンド

ファーベスト

 

冬のファション、重ね着が主役。

毎日のコーディネートを考えるのが楽しみだったりしますよね。

気分が上がる服を着るだけで、なんとなくワクワクしませんか?

実は、2023秋冬のトレンド素材のひとつに「エコファー」(フェイクファー、クラフトファー)も!

フォーファー(faux=本物のように見える fur=ファー)という言葉も新たに登場しました。

なんて言おうか悩んじゃいますが、どれも同じ意味なのです。

2023秋冬のファッショントレンド

ファー帽子

 

今季は特にムートンやボアが人気。

どちらも毛足が短めでファー初心者さんでも扱いやすい生地ですよ。はじめてファーに挑戦する方にもぴったり!

ボアブルゾンやボアベストは暖かさだけでなく、お洒落さんに見えるのでいつものコーデがランクアップ。

 

そしてトレンドカラーは様々な色味の「ピンク」ふんわり優しいパステルからパキっとしたカラーまで幅広いので、少し暗くなりがちな冬服に小物でアクセントとして取り入れるとメリハリがあって素敵です。

他にも2023注目のカラーはレッド/ブラック/イエロー/グリーン/ロイヤルブルー/パープル/ベージュと、結構何でもありですが、パープルはラベンダーのような薄い上品な色。グリーンはカーキやオリーブの落ち着いたアースカラー。と掘り下げると同じ色でも種類はたくさんありますね。

 

 

もうお気付きの方もいらっしゃるとは思いますが、今季の新作生地をチェックしてもらえていると嬉しいです。

5種類オンラインショップへ追加していますよ。

実は新しい生地の開発はかなり悩んで、悩んで、夜眠れないほど頭を悩ませているのです。

どんな生地がほしいかな?喜んでもらえるかな?

うーん。と想像しながら、いつの間にか夢の中(寝ている。)

さて気持ちを切り替えて、新作のクラフトファー(フェイクファー、エコファー)の魅力をトレンドカラーを織りまぜてお伝えしますね!

今季クラフトファー新作生地たち

エコリバーシブルボア(オールドローズ)

エコリバーシブルボア

究極のボア生地、できました。

 

カラー全12色(画像はオールドローズ)

生地幅:125cm巾/毛足:約8mm

環境に配慮しウールとオーガニックコットンを使用しました。
毛抜けが少なく暖かさ軽さ、通気性、伸縮性、ドレープ性など全てに優れた究極のボアです。
パイルはシープ加工を施しバックは軽く裏起毛しています。
滑らかなタッチでとにかく軽くて柔らかく、裏地なしでご使用いただけます。
ウールのチクチク感がないのが自慢。

定番のカラーだけでなく、シトロングリーンやオールドローズといった鮮やかな色味もあるのでアイデア無限大。

こっくりとした深みのあるダークエメラルドもオススメ。

ネイビーブルーはトレンドのロイヤルブルーに近いのでチェックしてみてくださいね!

旬なハーフムーン(半月型)のミニマムなバッグを作れば、今っぽいコーデになる優秀アイテムになること間違い無し。

 

ブラッシュ(ブルーグレー)

ブラッシュ

エコテックス認証の万能タイプの軽い生地

 

カラー全10色(画像はブルーグレー)

生地幅:130cm巾/毛足:約17mm

パイル(毛足)が筆のようになったムートン調のファー。
世界最高水準の繊維製品の安全性と環境や働く人にも配慮された生産工程を経てエコテックス認証をされた素材。
軽く保湿性に優れた生地でジャケットやベストなどによく使用されます。使用しているアクリル素材は短繊維です。
より本物の毛皮に近づけるため、ファーの先端に毛の断面が長方形になっている毛をブレンド。

ブルーグレーはくすみカラーが絶妙。ホリデー気分を盛り上げるボリュームのあるファーアウターで主役級コーデが完成。軽いファー生地なのでバケットハットや帽子にもおすすめ。

 

ツートンブラッシュ(アイボリー)

ツートンブラッシュ

奥行きのある色味にずっと触れていたくなる質感

 

全3色(画像はアイボリー)

生地幅:130cm巾/毛足:約17mm

アクリルファーの中でも最もソフトな糸を使用しています。
手触りは柔らかく光沢やボリューム感、本物に近いヌメリ感があります。
毛先と根元の部分の色を変化させる事で表情のある生地に仕上がっています。

アイボリーは特に色味の雰囲気がやさしくて、ロイヤルミルクティーのようなカフェラテのようなカラーにホッとする。ハンドメイドクッションにして、ずっと抱きしめてゴロゴロと休日を過ごしたくなる。ぬいぐるみにも。

 

メランシカ小粒シープ(ブラック)

メランシカ小粒シープ

「ほっこり感」に一目惚れ

 

全8色(画像はブラック)

生地幅:135cm巾/毛足:約5mm

白い毛がまだらに混ざった短いパイル(毛足)をシープ調にした薄くて軽い生地素材。
ラビットと小粒シープをMIXした素材です。
シープ加工している為、程よく弾力があり優しい表情の生地がぬいぐるみ用としてとても人気があります。

定番カラーでありながら今季の流行色でもあるブラック。モードにも、可愛くもキマる生地でボアブルゾンを作ってみたり、スヌードにしても良さそう。

 

ペルシャ(カーキ)

ペルシャ

ゴージャスな毛並みにうっとりする

 

全10色(画像はカーキ)

生地幅:120cm巾/毛足:約45mm

シャギーが入った毛足の長いファー。非常に軽い素材です。
パイル(毛)を抜けにくくするため編み機を改良し特許を取得した逸品。

人気が続いているグリーン系、特にアースカラーはファッションやインテリアに取り入れやすくお洒落感もあって一石二鳥の色ですね。毛足が長くボリュームがあるのでファーベストやアクセントにいかがでしょう?

ファッション業界の隠れたトレンド

職人の手元

 

隠れたトレンドとして「クラフトへの愛」というのも今季のワードです。

なんだろう?となりますよね。

大量生産の時代が見直されている今、無機質な素材や服ではなく「人の手作業」から作り出される安心感や温かみを感じる「モノ」を大切にする動きもひとつの流行(トレンド)として注目されています。

作り手に寄り添った服作りや伝統工芸、職人技が真のラグジュアリーではないかと見直されており、仕立ての良い服を意味する「テーラリング」も昨年に引き続きトレンドとなっています。

裁断や縫製にこだわった質重視、長く愛用できる良質なファッションが重視されるのは作り手としてはとても嬉しく思いますね。

 

 

生地ひとつひとつに産地である高野口の沢山の人の手と通して出来上がる「想い」が詰まったクラフトファー(フェイクファー、エコファー)分業で紡がれる伝統産業について「クラフトファーができるまで。」という内容で、5回にわたりトピックスで糸の染色からファー生地が出来上がるまでを伝えさせていただいております。

もしよければ読んでみて下さいね。